みなさん、こんにちわ!
今日の大阪は、昨日から一変し青空

が広がっています☆
冬の空は、青い色がキレイに映えて高く見えるのが不思議ですね。
どの季節よりも私は個人的に、冬の空が一番好きかもしれません

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さて、今日はまたまた気になった
ニュース
についてお話したいと思います。
イベントやアクティビティだけでなく、いろいろな介護や老人ホームに係るニュースも勉強しながら扱っていきますので、もし誤った内容などあれば是非教えて下さいね(^_^)/
今日は、
“科学的介護”について勉強してみました。
素人の私なんかは、言葉だけで想像するとロボットが介護をする事?と思ってしまいましたが、内容は違いました。
厚生省が2017年に発表した
“科学的介護”(注1)のメリットは、
・国民一人ひとりが、自らの健康データの変化を把握し、自ら予防行動をし易くする。
・保健医療関係者間の情報連携が進み、過去の治療履歴や服薬履歴を踏まえた最適な診断・診療を受けられる。
・医療的ケアが必要な障がい児(者)などが、緊急時の不安なく、安心して外出できる。
・科学的根拠ある介護サービスで、自立支援介護を実現し、本人・家族の不安を軽減する。
・ゲノム(遺伝子)医療により、がんの個別化医療が大幅に進み、がんの克服に近づく。
・認知症の要因を分析し、最適なキュアとケアを実現する。革新的創薬の研究を進めるとともに、認知症に伴う課題の克服を目指す。なんか・・難しい内容ですね。
一つ一つを読んでいけば、言葉の意味は分かりますが、果たしてどんなメリットなのかいまいちイメージしにくいところがありますよね。結局、どこが“科学的介護”なのでしょうか・・・。
文献を読み続けていると、具体的な取り組みとして
@ 全国的な保健医療ネットワークを整備し、医療関係者等が円滑に患者情報を共有できるサービス
A 医療的ケア児(者)等の救急時や予想外の災害、事故に遭遇した際に、医療関係者が、迅速に必要な患者情報を共有できるサービス
B 健康に関するデータを集約・分析し、個人(PHR)や事業主(健康スコアリング)に健康情報を提供するサービス
C 健康・医療・介護のビッグデータを個人単位で連結し、 解析できるようにするサービス
D 介護の科学的分析のためのデータを収集し、最適サービスを提供(世界に例のないデータベース構築)
E がんゲノム情報の収集、医療関係者等が利活用できるサービス
FAI開発基盤をクラウドで研究者や民間等に提供するサービスという記載がありました。
要するには、国民一人一人の健康や介護に関する情報を一元化し、
「いつ」「誰が」「何処でも」みられるようにデータベースを作ること。そしてそのデータベースを活用して、その人が自立できるような支援の仕方を科学的に分析して提供すること、という内容のようです。
確かに介護は必要な方が、自分の住まいではない地域で体調不良になったときに、
「持病は?」
「どこの病院の、何ていう先生が主治医なの?」
「何処の薬局を使ってて、どんな薬が提供されていたの?」
「リハビリは?」
「介護度はどう?」
「自宅で介護されてたの?デイサービスは使ってなかったの?」などなど、沢山の情報が必要となります。
施設を利用されている方であれば、そこに電話をすれば分かるかもしれませんが、上記のように自宅で介護を受けられていた方であれば、各関係機関へ連絡しなくてはなりません。
それは、かなりの時間を要する事など想像に難くないでしょう。
と、なればその方の情報が見られるこの“科学的介護”というのも、あながち悪い訳ではないのかもしれません。
しかし「他の人に自分の健康データを見られるのは嫌!」という方もいらっしゃるでしょうし、このシステム自体の定着化となれば、長い長い時間が必要かもしれません。
何はともあれ、国を挙げての介護政策というものに、期待してみようと思った今日この頃でした☆
注1:引用文献・・・
平成29年10月27日厚生省・経済産業省 未来投資会議 構造改革徹底推進会合「健康・医療・介護」会合 第1回より抜粋